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2025.1 追加

「ブランドとしてのHACCP 

 そして、ISO・FSSC22000

 国内販売の活路と海外輸出への進出」

 著者 中山博友

 発行 令和7年1月

 


 有終の美。太陽は、沈む時もっとも輝きを増し私達に美しい風景を与えてくれます。果実は青く固い時より晩秋の終りにやわらかく、もっとも甘い時をむかえます。この様に人間も晩年に近くなると光り輝き充実した時を迎え、素晴らしいアイデアや企画、想像が浮かびます。つまり全てのものは実り、終るに近づき充実した時を迎えるのです。私も少しずつ晩年に近づき年を増すごとに良いアイデアや企画が生まれて来ます。 これを活かして、ビジネス構築をすれば会社は大繁盛となります。人間は生まれた時から死に向かっていますが、やがてここでがんばって来て良かったと有終の美を迎える日が来ます。その一番輝く時を生きている今を感じ「絶対の幸福」を味わうのではないでしょうか。
 (著者あと書きより抜萃)

2025. 追加

「原響舟作品集「挑」」

 著者 原幾人

 発行 令和7年1月

 


 著者とは高校3年間を共に過ごした。奥八女の山間、毎日清流矢部川を眺めて成長した。大学で土木工学を学び、橋づくり一筋の人生を送ってきた彼が第一線を退いた後、師について本格的に書の道を学び始め、僅かな期間でこのように立派な作品集を上梓するとは驚きである。
 本著の後半には同郷の夫人の絵画作品が収録されており、夫婦合作の作品集となっている。
 二人の芸術的素養は多くの文人墨客を育んだ山紫水明の文化土壌豊かな八女で磨かれたのであろう。
 現在は著者の最後の仕事となりNHK  TVプロジェクトXで放映された思い出の明石海峡大橋の見える神戸に居を構えている。お二人の日々が更に充実したものになるよう祈っている。

2025.1 追加

「天領日田の地よりー財津家の記録ー」

 著者 松波佳子

 発行 令和7年1月

 


 こんな勇とトミ子に縁のあるこれからの子孫に、二人の生き様を伝えることで、人生の道標となることがあるかもしれないと、拙い文章ではあるが書き残しておきたいと思った。また、母は生涯、日田を心の拠り所にしていたし、私も日田は第二の故郷の様で原風景と言ってもよいところである。そんな日田への感謝も込めて、書き綴ってみた。USBの保存もあると思ったが、時間の経過と共に消失する恐れもある。書面での保存が確実と思い、冊子にすることにした。
 皆が仲良く真面目に真摯に生きていくことの大切さを分かっていただくと嬉しいことである。
 なお、現在使われない名称も使っているが、当時の名称なので、了解していただきたい。
 両親と財津家に縁のあった方々に感謝を込め、父勇と母トミ子に敬意を表してこの記録書を捧げたい。
 (著者まえ書きより抜萃)

2025.1 追加

「筑紫君「磐井の乱」は

 本当に反乱だったのか」

 著者 城戸一男

 発行 令和7年1月

 


 「磐井の乱」をどのようにとらえるかである。反乱について『大漢和辞典』(注1)では「政庁、支配者にそむいて内乱を起こすこと。謀反して大がかりな騒動を起こすこと。」とあり、『新漢和辞典』(注2)では「そむき乱す。謀反を起こす。」『大辞源』(注3)では「謀反して世を乱す。謀反は臣下が主君にそむいて乱を起こす。」とあるが果たして筑紫君磐井が時のヤマト王権に対して兵を起こし、大がかりに世を乱したかとなるといささか懸念される。
 今や八女の地にあっては、磐井はヤマト朝廷に対する反乱者の汚名を脱し、郷土の大地と民を愛し、筑紫の独立を死守しようとした英雄と認識されてきている。また大阪府高槻市の今城塚古墳(継体陵)と福岡県八女市の岩戸山古墳(磐井寿墓)の所在する両自治体の市長が相互に往来し、千数百年をこえた「乱」時の有り様を自覚しつつ友交と歴史のもつ因縁を確認している。
 (「磐井の乱」についての「先行研究の評価」経緯より抜萃)

2025.1 追加

「小川純久追懐集」

 


 鋼のように強固な信念に裏打ちされた人物と思われがちだが日常の付き合いではそんな気配は微塵も感じさせない人だった
 ご家族の追懐文を読んではじめて知らされる一面に驚かされた。
 会社一筋に生きた幸せな男の生涯である。
 小川イズムは色んな所で脈々と受け継がれている。
 半世紀以上前になるが八女の奥地に野武士のような風格を漂わせる首長がいる。
 世間の批判などに右顧左べんすることなく自分の信条を通すと言われた。
 父君にしてこの子ありの感慨が深い。

2025.1 追加

「俳句紀行

 塩辛とんぼの「おくのほそみち」」

 著者 上野幹久

 発行 令和6年2月発行 

 


著者あとがきより抜萃
 本書は桜の花弁や紅葉した葉など、その土地、その季節で見つけたものを拾って本に挟むように紀行文の中に旅の途中に詠んだ俳句を差し込んだものです。子規の言う私なりの「写生」と「感覚」での創作です。また、それらを春の巻、夏の巻、・・・と季節ごとにまとめていますが、これは国中に和歌を広め、日本人の美意識を高めるために、古今和歌集(勅撰和歌集)を編纂するにあたり紀貫之が心がけた「型」の一つとしての季節分けにならったものです。
 芭蕉のような宇宙観、人生観はやや欠けるかもしれませんが、私版「おくのほそ道」として気楽に読んで頂き、その中からトンボの複眼的考察による少々の塩辛さと旨味を味わって頂ければ幸いです。

2025.1 追加

「Anniversary100

 フィット・コミュニケーション」

 著者 大薮組

 


 株式会社大薮組の創業100年を記念して編纂されたものである。
あとがきより一部抜萃
 創業百年を記念してその一環として社史を編纂することになりましたが、多くの関係者の方々や会社の諸先輩の多大なるご協力によって上梓することができました。心から感謝と御礼を申し上げます。
 一口に百年と申しましても、その時の流れの中には、多くの物語や苦労がちりばめられていることを痛感しました。
 今日の大薮組があるのも、歴代の社長をはじめとする諸先輩の努力の賜であり、"人"を大切にし、何事にも誠意を尽くすことを社是とし、幾多の困難を乗り越えてきたその歴史を後世に残すことは、誠に意義深いものがあると思います。