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暮らしと方言の色揚げ内山一兄・郷田敏男 |
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こうして正月の強烈な思い出の余韻が全く消え去ると、
春の息吹がそこはかとなく漂ってくるのです。
もう春は目の前、春のさきがけの節分・立春が近づいてきているのです。
一日中吹き荒れるかと思うと、ひと雨ごとに薄皮をはぐように暖かさが増してきます。
「デーブン 陽ノナゴナッテ キタナイヤ」
「日中ハ 温シテ ヨーナッタノヤ」。
会う人ごとに、待ちわびていた春の温もりを感じさせる挨拶が交わされるのです。
田の畦では、孫を連れた婆さん芹摘みの姿が見られるようになります。
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