暮らしと方言の色揚げ

内山一兄・郷田敏男

 
 
 
 
 
 
 

さなぼり1


労働と安息を交互に繰り返す合理的な仕来たりとは言え、

あまりに高圧的な布令であっては反発を招きます。

後には布令も次第に沙汰やみになってきたようです。


「オドンガコマカ時ャ モー ヨケン布令ハ サナボリダケン ゴタッタナヤ?」

「ソータイ。メンメンノ ヨカゴツナッテ 布令ハ サナボリバカッ ジャッタタイ」

「サナボッチャ 楽シミナコツ ジャッタナヤ。

昼風呂デ ユールシカラ オ宮ニ 遊楽ノ祭文(浪曲)ドン 聞キイタテナイ・・・」。

話題はさなぼりの楽しみに移ります。

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