暮らしと方言の色揚げ

内山一兄・郷田敏男

 
 
 
 
 
 
 

盂蘭盆1


このごろまた故郷回帰の風潮で、

広場にしつらえた櫓の上から軽やかな音頭のリズムが流れて、

老いも若きも輪になって踊る姿が見られるようになってきました。

連帯を強め心の触れ合いを確かめるこの催しをみると、

誠に今昔の感に耐えないのです。

「バッテ 若者ダン 踊リヨリカ カラオケン方ガ 好ィ−トルフ−バイ」

「流行リバヤリニセニャ− 仕様ンナカモンバ・・・」。


最後に、わずかに残る昔の盆踊りの歌詞を記しておこうと思います。


「踊り踊らば六十まじゃ踊ろ チョイチョイ 六十越したらその子が踊ろ

ヨ−イヨナ ヨ−イヨナ アラサ−コラサ− ヨ−イヤナ− チョイチョイ」

「揃た揃は踊り子が揃た チョイチョイ 秋の出穂よりよく揃た・・・・」。


ことのついでに、盂蘭盆の余談をひとくさり・・・。

←前項  

八女方言歳時記へ戻る

 

 



ページの上段へ PAGE UP