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暮らしと方言の色揚げ内山一兄・郷田敏男 |
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ここが潮時とみて、昔の華やかな八朔さんのよどの話に話題を切り替えます。
「ソンナ ココンニキデ 初手ン 八朔サンノヨドン 賑ンコツナット 話シテミマッシュカ」。
「昔ノ八朔サンノ話ナラ バサロアル」
「ソ−ソ−。毎年 高舞台ン掛カッテ ド−グラン(サ−カス) アリョ−ッタナヤ」
「ド−グラチュ−ト シャッチ ジャンガプップデ(楽隊・ジンタ) ソ−ニャ 賑ヨッタガ・・・」
「バッテ ド−グラチュ−タッチャ 今ン者ニャ テンデ 分カルメナイ」
「何ノ 分カロ−カイ。メンメンドンデン 今ハ使ワンモンバ・・・」。
昔話になると俄然活気を帯びるのです。
近郷きっての盛大なよどなのです。
打ち上げがバンバン揚がります。
どうぐらのジンタが囃し立てます。
遠く近くから人と自転車の列が往還に続いたものです。
あたかもジンタの『美しき天然』のメロディ−を思い出したかのように、
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